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March 30, 2012Number799感想 なんとも「もにょる」
(1)新しいNumberが出たので、一つ前の誌面について、「もにょる」と言ったのの続きを書こうと思う。自分メモ程度だけれども。t.co/4JeUxctN
— ケット・シーさん (@kettosee) 3月 28, 2012
(2)まず、最初の風間さんの「長友祐都に見るニッポン力の活かし方」キーワードの二つ目が「考える力」なのだが、長友のそれとして具体例があげられているのは、「正確にボールを止められている」「(うまく調整しながら)攻撃に参加することは、長友もインテルで揉まれてよくなってきた」
— ケット・シーさん (@kettosee) 3月 28, 2012
(3)これって「長友には考える力があり、それはニッポン力であり、それを活かすと欧州で活躍できる」という話になっているのかな?趣旨に沿った話ができていないように思える。電話インタビューか?
— ケット・シーさん (@kettosee) 3月 28, 2012
(4)個人的にも「日本人選手は『考える力』において欧州でも秀でており、そのニッポン力を活かすとよい」とはあまり思えない。むしろ状況判断力では、欧州レベルで見ると水準以下の選手のほうが多いような気がする。
— ケット・シーさん (@kettosee) 3月 28, 2012
(5)また、「ニッポン力」の三つ目として風間さんがあげているのが、「自分の色を出せる力」。長友が自分の色を出しているということに異論はないけど、全体としてはもにょる。
— ケット・シーさん (@kettosee) 3月 28, 2012
(6)例えば「海外の監督は”誰かのために犠牲になれ”という考えを持ち合わせていない」犠牲になれ、という言い方だとあれだけど、「自分の色を出そうとして監督とぶつかってうまくいかない例」というのは、パルマの中田ヒデ、ボランチで起用された本田△とか、けっこういると思う。
— ケット・シーさん (@kettosee) 3月 28, 2012
(7)以上が風間さんの記事でもにょる部分で、総じて「長友をネタに自分のいつもの主張を言っているんじゃない?」という印象になってしまう。「考える力」「自分の色を出せる」って、今の日本の選手を謙虚に観察した結果出てきたキーワードとは、ちょっと思えない。
— ケット・シーさん (@kettosee) 3月 28, 2012
(8)次が木崎伸也さんの「ザッケローニ流とは日本人の知性と勇気の融合である」これ全体がもにょるんだよなあ。例えば「ボールにアタックする時に怖がっている」のは、本当に「日本人の助け合い社会の弱点だ」って、ザックが言ったの?本当に?
— ケット・シーさん (@kettosee) 3月 28, 2012
(9)どうもこういう「この人はこう考えているはずだ」的な文章って、私は生理的にダメ。発言は発言として過不足なく記述してほしいし、そこからのその人の解釈は別に分けて書いてほしい。風間さんのと同じように、ザックの口を借りて自分の言いたいことを言ってるんちゃうか、と思えてしまう。
— ケット・シーさん (@kettosee) 3月 28, 2012
(10)で、こう来る。「前の選手はどんどんボールにアプローチしていこう」というザックの発言に対して、「lここでザックが指導者として優れていたのは、具体的な解決法として”体の向き”をアドバイスしたことだった」…えっ。えっ。
— ケット・シーさん (@kettosee) 3月 28, 2012
(11)ザック流の体の向きって、「後ろを気にさせない」ためだったの?本当?トルシェがボールを使って体の向きを調整させてた練習をやってたけど、あれは違うの?欧州の試合を見てると、けっこうザック流と同じような体の向きをDFラインとかが撮っていることがあると思うけど。
— ケット・シーさん (@kettosee) 3月 28, 2012
(12)みたいな疑問がどーっと湧いてくる。そのあと話は「発想力」へと移っていく。「トルシェはヒデや小野といった才能のある特定の個人に頼った」という記述も気になるけどまあいいや。もっともにょるのはそのあと。
— ケット・シーさん (@kettosee) 3月 28, 2012
(13)ザックは日本人の「発想力」の問題に関して「実にユニークな答えにたどりつく」「日本人の学習能力の高さを利用して、とことん解答例を覚えさせるという、”詰め込み式”の練習を採用したのだ」ええっ、それってユニークなの…?
— ケット・シーさん (@kettosee) 3月 28, 2012
(14)「解答例を覚えることが、発想力をアップさせる近道になるー。ザックはそう考えているのだ」本当かなあ。これを確かめるには、日本でだけパターン練習をしているのか、欧州で指導しているときはどうだったかを調べればいい。あるいはザック本人に聞くか。そういうことをやってほしかったなあ。
— ケット・シーさん (@kettosee) 3月 28, 2012
(15)よく読んでみると、ザックの「日本人は発想力に問題がある」という発言は紹介されていない。「当然ザックにとってもこれは頭の痛い問題だったに違いない」という木崎さんの意見が書かれているだけ。「当然…違いない」これももにょる。
— ケット・シーさん (@kettosee) 3月 28, 2012
(16)「日本人選手の発想力の問題」って、木崎さんが言いたかっただけじゃないかなあ。ザックはその解決策として「ユニークな」パターン練習をしてるわけじゃないんじゃないかなあ。体の向きもそうだけど、普通のことをしてるだけなんじゃないかなあ。私にはどうもそう思える。
— ケット・シーさん (@kettosee) 3月 28, 2012
12:09 AM [メディア] | 固定リンク | トラックバック (0) |