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November 12, 2004

TENさんとのやりとり

TENさんとのトラックバックでのお話し合い。けっこう有意義な気がする。私の筆の至らなさも再発見できましたし(笑)。以下、引用部分はTENさんからのお返事です。

>私はJクラブ首脳の「先につながる選考をして欲しい」という談話だけから、
>前回の書きこみをしたわけではないということです。(ケット・シー)

「だけ」から書き込んだわけじゃないってことがむしろ否定したい部分なんですよね。つまり、WEB上の意見を、各クラブの首脳たち「も」同じように考えただろう、とリンクさせた部分に疑問を感じるんですよね。(TENさん)

なるほど。これは多分私の書いたことのうち、J関係者の談話を私が「箔付け」に使っているように感じられたんでしょうね。「ほーら、J関係者も言ってるじゃんか」みたいな(笑)。しかし私には別にそんな意図はなく、あくまでも大山(大きな騒ぎ)の一角として、私の想像する彼らの考えの背景を含めて取り上げたに過ぎないわけです。例えば、前々回の書き込みのその部分を取っても意味は変わりませんし、それがなくても「あちこちで大きな騒ぎになり、議論が巻き起こった」「反論も多かった」ということは、かなりの方が同意する事実(に近いもの)だと思うんですな。

で、Jクラブのかたがたの意見だけど、反町さんは「新たな選手発掘に利用すべきだ」と明確に言っているようです。浦和の中村チームマネージャーは、「これまでの控え選手や若手を使うチャンスでもある」とのこと。これが現状に不満があって言っているのか、現状には不満がないけど、さらなる改善を求めて言っているのか、そのどちらか、ということでしょうか。そのどちらの可能性もあると思いますが、「私は」前者と推測する、ということですね。これは私の感覚なのですが、現状に満足しているのに、「新たな選手発掘に利用すべきだ」などとは普通(しかも自分がそんなこと言う立場でない人は)言わないものですから。ただ私の感覚に同意できない方には、ここに飛躍が見られるのかもしれませんね。

(アジアカップの)グループ・リーグはかなり苦戦していたと思いますけど、トーナメントに入ってからはどうでしょう。攻撃的なサッカーを展開していたとは思わないけど、試合はかなりの時間帯で支配していたと思いますよ。

私のアジアカップの見方は簡潔にこちらに。この辺の議論は今はあまりする気がないのだけど、ヨルダン戦ではやはり押されていた、引いて守らざるを得ない状況にされていた、と私には見えましたね。バーレーン戦では、遠藤の退場後、オープンガードの殴り合いのイーブンな戦いになりましたが。中国戦の試合内容はよかったと思います。ただ、試合内容は大会全体を通して見るものだと私は思いますので、引いて守ってセットプレーで得点するという試合内容が多かったと私は思いますよ。

私の書き方の、「セットプレーにかける」というのが、もしかしたら気になるのかもしれませんね。ジーコがそれを意図してやっている、それはいかん、と私が非難しているように感じられるのかな?だとしたらそれは私の筆が滑りました。あくまでも試合内容の話なので「結果として」そう見える、というお話です。

で、最後にアプローチの部分ですけど。 まず、代表そのものの強化、というのをケット・シーさんがどう捉えているのか、がよくわかりません。ただ、

>「代表監督は日本全体の長期的育成をするべき」

という点については、ボクはそう書いたつもりはありません。代表そのものの強化を、どこまで代表監督に求めるのか、という点に疑問を感じてるわけですから。

これは興味深いですね。私は「代表チーム」の強化は、もちろん代表監督の役割だと思っていますよ。自分の構想にあう選手を選び、組み合わせ、「チーム」にすること。そのチームに組織、戦術、連携、メンタリティ、ゲームプランなどなどを与えていくこと、つまりチームを強化していくこと、それによって結果を出すことがプロの代表監督の仕事だと思っていますから。そしてこれは、やり方は独特ながら、ジーコだってやろうとしていることであると思いますけど。

ただ、それよりも広い、日本のサッカー全体の展望を見ることも、代表監督に求めたい、という意見も世の中にはあると思います。私も個人的にはそういう監督が好きです。しかし、そのときの代表監督がそういう人でなかったとしても、それを理由に非難はしないですね。

>今ある資源を使い尽くしたとき、

と書かれているので、日本代表は現在のところ収支としてマイナスだ、という認識はあるんだと思うのですけど、収支としてマイナスになった部分はいったいどこなのか、という点と、黒字の部分の計算は本当にあってますか?という部分。それと要求している結果は投資額に見合っていますか、という部分。その上で、ジーコの方針に対してアプローチはないと感じています。

それは現在書き中です(笑)。TENさんの意図に沿ったものになるかどうかはわかりませんが。ただ「収支として」という点で言えば、アジアカップに優勝しているので、プラスなんじゃないでしょうか?ただそれは企業の決算なら「今期の」収支はプラスだけどね、ということでしょう。マネジャーは「今期の」収支をプラスにすることだけがミッションだからそれでいいのだけど。

で、完全にボクの文章が書き足りない部分なのですけど、「ちょっと話を変えて」以降はケットさんに直接のレスしているつもりがなかったんです。

あ、そうなんだ。それについては私の読み違いですね。失礼しました。ただ「トラックバック先もそうだけど」ってちょっと書いているから、トラックバック先=私 はそんなこと言ってないぞ、とは思ったわけです。でも話し合えてよかったですね。

(独り言)早くまとまった時間を作って、アジアカップ以後のジーコ評価のまとめをしないといけないなあ。時間的にはそうとう難しいんですけど。むむむ(笑)。

それではまた。

03:15 PM [ジーコジャパン・考察] | 固定リンク

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ようやくお返事です。 ケットさんがこの間に適当に暇を潰していたらいいのだがw で、クラブ関係がどう思ってるか、という部分はボクも明確に各クラブの反応を見ているわ... 続きを読む

受信: Nov 15, 2004 1:57:03 PM

コメント

ども、お騒がせしています。
ちょっと即レスできそうもありません。
忙しい中レスもらっておいて、申し訳ないです。この時期は結構時間が難しいですね。でも、返事はしますんで。
「暇つぶし」ってエントリーと、そのコメント欄が結構面白くなってるんで、よかったらどうぞ。

投稿者: TEN (Nov 13, 2004 1:39:48 PM)

ブログでははじめまして、ふるやと申します。

私は大学でマスコミ学を教えているのですが(助手)、いつも感心するのがケットさんの資料に対する扱い方です。

URLの明記、必要な部分は余さず、論旨に過たず引用すること。

メツ監督の長文のインタビューのうち、トルシエ監督批判と読める部分だけを切り取って引用している書き込みを、某巨大掲示板ではよく見かけますが、その直後に「しかし戦術も大事だ」と書いてあることを無視しているようなことがありますね。

あのような恣意性、誤りがほとんどありません。一方の意見を採録した後、違うことが書いてあればそれにも触れていますね。

言葉づかいも、本当に気を使って言葉を選んでいるのがよくわかります。読む人が読めば、誤解のしようのない文章になっていますね。

私も見習いたいものだと強く思っています。

それではまた(←お借りします(笑)

投稿者: ふるや (Nov 14, 2004 1:58:38 PM)

TENさん、お返事は急がなくても結構ですよ。「暇つぶし」のエントリーは読ませていただきましたし、「J関係者がうんぬん」のところ以外は、あんまり慌てて話し合うことでもないのかな?とも思います。

ふるやさん、コメントありがとうございます。マスコミ学の本職の方に読まれていると思うと緊張しますね(汗)。ただ、前回のコメント欄で雫石さんがいみじくもおっしゃっていらっしゃいますように、「人は自分の読みたいところしか目に入らない」ものでもありますから、私もどうしても偏りはあると思います。それを自戒して、なるべく恣意に陥らないようにしようと思って日々精進です。

投稿者: ケット・シー (Nov 15, 2004 8:26:56 AM)

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