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August 15, 2004

次だ、次 2!

惜っしい~!!!!!

序盤は確かにちょっと押されていましたよ。油断、とまではいかないけれど、ほんのちょっとだけ試合の入り方がうまくいかなかったかもしれない。ナイジェリアの予想以上の速さ、強さに戸惑ったこともあるかもしれない。

さらには、ナイジェリアは意外と個人能力勝負じゃなくて、後ろから次々と忠実にフリーランしてくる。ボールホルダーの速さを警戒して、一瞬間を空けてディフェンスしてしまうと、追い越してくる敵に簡単にパスを出されてしまう。それやこれやがあいまって、序盤は後手後手に回ってしまいました。

しかし、10分過ぎから日本もペースを取り戻します。前戦でも見られた、2人、3人と連動し、体を張っていくしっかりとしたプレス、そこから技術を生かしてすばやく展開、小林の個人技からの突破、クロス、次第にゲームの主導権を握るようになります。ところがチームの(文字通り)中心にいた宮本が敵のスパイクでふともも裏をえぐられ、途中で交代を余儀なくされます。

しかし、流れは大きくは変わらず、荒川のフェイントから澤がニアに、スローインからの川上のクロスに再び澤がフリーでヘッド(GK正面)など、得点はないものの、日本ペースで前半を終えました。

後半は開始から、おそらくロッカールームで入り方を意思統一した日本が積極的に攻め立てます。前半はあまり攻めあがらなかった右サイドバック川上が高い位置に出るようになり、そこからチャンスメーク。右から左から、サイド攻撃で何度もチャンスを迎えます。

そういう時にえてして意識のエアポケットができやすいもの。ナイジェリアから見て右サイド、序盤と同じように走りながらスルーパスをヌクウォチャが受け、スピードにのったドリブルから対面の柳田をかわしてペナルティーエリア内にパス、するすると上がってきたオコロがシュート!被先制

けして個人技だけのゴリゴリドリブルじゃない。そういう攻撃はスウェーデンのほうが多かった。数人が連動してスペースへ走りながらパスをつないでいく、パスも走りこんだ選手にぴたりと合わせる。日本の選手もそのほかの時間は周りが見えているんだけど、このときのプレーの連鎖のスピードには一瞬ついていけなくなった。走りこむオコロはフリーだった。日本の意識が攻撃に向いていたからかもしれない。

日本は攻めるしかない。直後、小林弥生アウト、スーパーサブ丸山イン。3トップに。

23分:カウンターから川上がクロス、クリアーを澤がミドルシュート!GKがセーブ。
35分:FKから澤がヘディングでシュート!GKこぼして下子鶴がつめるもクリアされる。

攻めるしかないのだが、何か攻撃のリズムが合わない。山岸アウト山本イン。ディフェンスを減らして攻撃的選手を投入。総攻撃の構え。山本、ロナウジーニョばりのドリブルを見せてくれ!

43分:右サイドから荒川DFをかわしてクロス、大谷フリーでヘディング!惜しくも外れる。
46分:右サイドからのクロスをエリア内で大谷、荒川とつないで、澤が強烈ミドルシュート!

山本は一回ロナウジーニョドリブルみたいなのを見せますが、全体に引き気味となったナイジェリアの守備網をこじ開けられません。チーム全体が中央へ、中央へ、という攻めになり、ナイジェリアの人垣に阻まれる状態に。確かにナイジェリア守備陣の足元は強くなさそうでしたから、そういう攻撃は「あり」だと思いますが、リードされた後の後半では敵も守りを固めます。そこへ突っ込んでいっても効果は薄い。

選手交代も、宮本の不運な交代もあり、間違いではないでしょうが、結果的に攻撃を単調にしてしまいました。また交替した選手は、入ってからしばらくはナイジェリアの足の長さに戸惑う時間があり、機能するまでに時間がかかりました。しかし、それにしても日本も決定的チャンスを前後半通じて、実に多く作っています。しっかりとしたプレスから、すばやい攻撃という「自分たちのサッカー」もできていました。

だからこそ、「惜っしい~!!!!!」ですよね。決定力不足という言葉を使いたくありませんが、今日は敵のキーパーのバネがすばらしかったですね。後は反省点としては、試合の入り方、攻めているときの一瞬の守備の集中、そして最後の攻撃が中央にかたより単調になってしまったこと。いずれも経験で解決できることでもあります。今日の失敗をいい教訓として、次に生かそうではないですか。

そうです、このチーム、次があるのです。負けはしましたが、グループリーグで勝ち点3。中国vsメキシコが引き分けたため、準々決勝へ行けるのです。次はドイツかアメリカでしょうか。中国から8点取ったドイツも、アメリカも、すばらしい相手です。今日の教訓を生かせる機会を与えられたことを神に感謝して、しっかりと準備、ぶつかっていきましょう。

大事なのは、次だ、次!

それではまた。

追記:宮本、無理はしないで、でもガンバレ!

11:30 AM [なでしこジャパン] | 固定リンク

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コメント

ケット・シーさんが言われているとおり、実に「惜しい試合」
でした。

でも、全く悲観する内容ではなかったですね。
この経験をきっと次の試合に生かしますよ!彼女たちは。
すごく「伸びしろ」があるチームだなと思ってます。

とにかく次ですね。
メダル目指して!ガンバレ!!なでしこジャパン!!!

投稿者: マース (Aug 15, 2004 8:22:30 PM)

結果は負けでしたけれども、選手の質でも組織の質でも負けていなかった。むしろ体の向きの作り方は日本が上なのでパス回しも、身体能力が高い相手のプレスでも十分通用した(あとは馴れ)。山本をもう少し速く使いたかったですかね?
それにしてもナイジェリアはCKをゾーンで守るんですねー。

投稿者: ミケロット (Aug 16, 2004 11:46:56 AM)

マースさんレスが遅れましてすみません。
そうですね。本当にどんどん成長して行っている感じです。これからが楽しみですね。
ミケロットさん、コメントありがとうございます。
選手の技術は世界でも高い方かもしれませんね。ナイジェリアは全体に、イングランド風味だったのでは?最終ラインもどんどんフラットで押し上げてきていると実況は言っていましたしね。英国の影響が濃いのでしょうか。

20日(金)が本当に楽しみですね。ガンバレガンバレ、なでしこジャパン!

投稿者: ケット・シー (Aug 19, 2004 12:48:13 AM)

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