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July 16, 2004

ちぐはぐな召集劇

今日発表の五輪代表ですが、どうも高原は無理のようですね。ご存知のように、そうなった場合のOAの別の候補は1次エントリー(予備登録)に含まれていません。また、既に現地入りしているフル代表では、FWが鈴木、玉田、本山の3人だけになってしまいました。

なんともちぐはぐな招集劇という感が否めません。

山本五輪代表監督は、早くから小野、高原、曽ケ端の3人以外のOAを考慮しないと明言し、実際に予備登録にエントリーさせませんでした。「五輪に出たいと言う強い気持ちを持っていないと」などと発言していますが、高原には血栓症、小野にはクラブの事情と、出られない可能性は十分にあったわけで、なぜ3人以外を考慮に入れないのかがよくわからないですね。あれだけテスト、オプションの幅を広げておくことが大好きな監督なのに。

ガゼッタさんも書かれていますが、トルシェもテストテストの印象が濃厚であっても(笑)、中核となる構成はきちんと作り上げた上で、そこから枝を伸ばして行ったわけです。それも、五輪代表を組み込んだフル代表で、ハッサン杯などで好成績をあげたあとの五輪でしたから、OAはそこからフィットする選手を選べばいい、という状態でした。山本さんのチーム作りを見ていると、どうも突然合流するOAを中核にしてしまいそうで一抹の不安を覚えますね。

フル代表のほうは、まず、6月16日にアジアカップの予備登録メンバーが発表されました。この時点でFW登録は鈴木、久保、柳沢、永井、玉田、本山、の6人でした。久保はこれ以前の6月9日のインド戦でも、12日、16日のJリーグでも怪我を抱え、騙しだましの出場だったわけで、欠場することは十分に予測できましたね。

ジーコ監督はインド戦後、6月10日に母国ブラジルでの聖火ランナーのために帰国しています。もちろんブラジルでの仕事も大切でしょうから、そのこと自体には問題はないのですが、久保が欠場する可能性が濃い中で、予備登録メンバーにもう少し幅をもたせておくことができなかったのか、という点が悔やまれるところです。

得点ランクの上位に入っている大黒、播戸といったあたりは、少なくとも候補には入れておいてもよかったのではないか、という気がします。さすがに永井の交通事故、ヤナギのキャンプのため辞退、までは予測できなかったでしょうけれども、これまでの主力の一員だった高原も血栓→回復しても五輪、ということでアジアカップは出場できないことは確定していましたしね。

というわけで、来日直後の会見では、「久保もヤナギも呼ぶ」とジーコ監督も言わざるをえなかったわけですが、横浜FMとの確執とか、ヤナギとの話し合いとか、いろいろあった(笑)結果、FWは3人(本山はもともとはMFだよなあ)ということになってしまいました。まあ、何が起こるかわからない、ということを地で行くフル代表のFW選び、鈴木と玉田はフル回転で行かざるをえなくなりそうです。

こうなると、酷暑の重慶での連戦で、一番心配なのが選手の故障です。ジーコ監督のなかでは西や三都主、中澤もFW候補らしいですが、うまく選手に疲労を溜めないように、マネジメントして行って欲しいですね。

それではまた。

09:31 AM [サッカー日本代表] | 固定リンク

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