« 女子代表応援企画・ご報告 | トップページ | アイスランド戦前 »
May 27, 2004
イングランド遠征~インド戦 楽観論
五輪代表vsトルコ選抜戦は仕事で見れませんでした。各所の論調を見ると、いい強化になりそうな試合だったようで、仕事の時間の読みを間違えて録画の予約もしていなかったのが悔やまれます。
それはさておき、ケガの久保も含めて欧州に旅立った日本代表ですが、ジーコ監督は「なるべく多くの選手を使いたい」「久保は無理させない」と語っているようで、これもよい強化になるといいですね。日曜、火曜と「中一日」での試合ですから、親善試合で無理させる意味があまりないことを考えると、選手を全部取り替えた、2チームが試合をするようにしてもいいくらいでしょう。
---高原----玉田---
------藤田------
三都主---------加地
---小野----稲本---
--中澤--宮本--坪井--
------楢崎------
---鈴木----柳沢---
--中村-----小笠原--
---遠藤----福西---
三浦淳-宮本--中澤--加地
------川口------
こんな感じでしょうか?上はチェコ戦の流れを組んだ3バック、下はこれまでの4バックですね。(久保はケガの経過を見て、あとの試合にだけ起用すると仮定してみます)。
(追加訂正:サンスポによると、初日の練習での3バックは東アジア選手権のメンツだったようですね。そうすると、イングランド戦で急に田中誠の4バックを試すとは考えにくいなあ・・・イングランド戦も3バックなのでしょうか?)
(追加訂正その2:久保はインド戦をにらんで2戦とも出場回避の可能性が高いようです。その場合は、鈴木が2戦目のFWに入るかな?)
選手の2試合連続起用をないものとして考えると、いろいろと初めての組み合わせとかも出てきますが・・・ジーコ監督がこの2試合どういうメンバーを組んでくるか、ちょっと予想がつきにくいだけに興味深いですね。
私は、ジーコジャパンの特徴は「選手が話し合いでチームを作る」ところだと考えています。チェコ戦もそうでしたが、イングランド遠征も「選手が話し合いでチームを作る」時間がしっかり取れます。ヒデがいなくても、チェコ戦の(おそらく)藤田や田中誠を中心とした話し合いの輪、そこで話し合った約束事は維持でき、さらに発展させることもできるでしょう。さすがにイングランドは強豪ですから勝てるかどうかは分かりませんが、チェコ戦からできたこの流れが維持できれば、遠征は実りの多いものになるのではないかと思います。
そしてその先のホームでのインド戦、これも「話し合いの時間」の取れた後、その続きとして、また海外組もリーグ戦が終わっており、ずっと一緒合宿をしたあと戦うことができます。これはジーコジャパンにとって非常に大きなことですね。さらに言えば、インドはオマーンに5-1で負けたチームです。今年始めの私の予想、「大勝に次ぐ大勝」がそろそろあたりはじめるのではないかな(笑)、と思っています。
ジーコ監督の手法では、コンフェデでもそうでしたが、「選手が話し合いでチームを作る」時間が取れれば、なかなか機能するチームを作れるものだと思います。しかし、このやり方の問題は、
今回(コンフェデ杯)のようにみんなで話合う時間があればいい。でも、そうでない場合や新しいメンバーが入ってきた時に、意見のすリ合わせが十分にできない恐れがある。ディフェンスだけは感覚でできないから(サッカーマガジン誌/コンフェデ杯後 選手談話)
というところにあったわけです。これがまさに、国際Aマッチデーでありながら、Fixed dates for Friendly matchesであったために海外組の合流が遅れた、オマーン戦、シンガポール戦で噴出したのですね(熱のある選手とか、試合勘の鈍っていた選手、暑熱馴化の不備などの問題点はもちろんですが)。
これからしばらく続く「時間の取れる1次予選」は、チェコ戦でできた流れを継続できさえすれば、私は心配する必要はないと思っています。しかし、今年と同じようにとびとびの国際Aマッチデーに行われる来年の最終予選で、時間がない試合がいくつかあった時には、オマーンやシンガポールよりも強い国を相手に、同じ問題が噴出する可能性が高いわけです。
私がこのようにチーム・マネージメントにこだわるようになったのは、この予選の方式、「2年を通じて、国際Aマッチデーにとびとびに行われる」が決定して、「それを勝ち抜いていくには、チーム・マネジメントが非常に重要になるだろう」と考えたからなのです。
「1次予選は心配いらないが、最終予選や本大会のことを考えると、チームマネジメントのつたないジーコ監督には退任して欲しい」
これが昨年来の私の主張でした。オマーン戦、シンガポール戦では最初の部分の予想がみごとに外れてしまいましたが、これからの「時間の取れる」1次予選は、ようやく(笑)その予想通りになってくるのではないでしょうか。しかし、それでも最終予選や本大会のことを考えると、ジーコ監督のチーム作り、チームマネージメント、モチベーションコントロールの能力などには問題が大きい。私はそう思っています。
それではまた。
02:07 AM [ジーコジャパン・親善試合] | 固定リンク
トラックバック
この記事のトラックバックURL:
この記事へのトラックバック一覧です: イングランド遠征~インド戦 楽観論:
» 温室の貴公子。 from コプーさんに聞いてみないとネ。
サッカーよりもF1スよ。今日は。
---
中村俊輔さんの談話。
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/japan/... 続きを読む
受信: May 30, 2004, 11:39:59 AM