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May 02, 2004

次期監督について

チェコ戦のうらはらに対してKINDさんからトラックバックで質問をもらいました。私の

次の監督に時間を与えたい、ということなので、これも変わりません。ただ、現実問題「即刻」は難しくなったと思いますけどね(笑)。イングランド遠征、アジアカップまでは、見ていくことになるでしょう。

に対して、

「次の監督」という風に書いておられるが、

1.ここで想定される「次の監督」ってのは誰がいいんだろうか?
2.その人材は登用可能なんだろうか?時期的にも、金銭的にも。
3.その人材のサッカーはどういったもので、それはどういう根拠で日本に合うと思うんだろうか?
4.その人材に「時間を与える」というが、「時間が必要」な人材では間に合わないのではないだろうか?

という質問です。よく言われることですね。とはいえ、「それは本来は協会が考えるべきこと」であると私は思っていて、従ってこれについて云々してもそれはサロン話の域を出ないのですが、一応お答えしたいと思います。

 

1: オシム、アルディレス、ネルシーニョ、ベンゲル、トルシェ、ルメール、ギネシュ、メツ、オフト、桑原、まだいるかも。

2: いろいろあげたので(笑)人によって違うだろう。一番難しいのはベンゲルかな?しかし彼も(よくは知らないが)アーセナルがそろそろ長すぎだし、三顧の礼を持って迎えれば不可能ではなくなってきているのでは?メツやトルシェ、ルメールには「強奪」感があるが、それは世界のサッカーでは「ないことではない」し、日本を強くするためだ、やってしまえ(笑)。Jリーグの監督は就任可能性は高いかも、だが、当該クラブのサポの方にはまことに申し訳なく思う。これも厚く手当てすることが必要だろう(次の監督を雇えるだけの違約金など)。どちらにせよ、それは協会が全力で当たるべきこと。

3: これもいろいろあげたので(笑)。大枠として協会の方針がどうなるか、による。フランス系監督は、もともとの路線に戻ることを意味し、おそらくフラット・ラインディフェンスを導入、コレクティブでコンパクトなサッカーは日本に合うだろう。オシム監督はDFをどうするかが読めない(現状はマンマーク)。しかし選手の能力に合わせることができる人であり、そこはしっかりとやるだろう。ネルシーニョ、アルディレスは、ややタイプは違うが、過不足ないサッカーを構築する。「南米路線」がよいと協会が思うのならこちらもあるだろう。

4: 「時間が必要な人材」って、程度問題だ(笑)。例えばアジアカップ直前の(おそらく2週間ほどの)集中合宿を含む、1年弱を与えれば、ギネシュやメツでも問題ないと私は思う。だからこそ、本来はアジアカップ前の解任が理想的だったのだが。

とくに4について。だって1年弱よ、最終予選まで。いまの時点で。1年で仕上げるのってかなり大変。合宿期間が取れないのはジーコと同じなんだし、トルシエタイプの分習法でチーム作りを進めるタイプは自分の哲学を浸透させるのはムリ。トルシエも南アフリカ時代に同じ問題に直面し、短期間でチームを纏め上げるために色々工夫をこらしたが結局上手くいかなかった経緯がある。

「トルシェタイプの分習法でチーム作りを進めるタイプは、1年では自分の哲学を浸透させるのはムリ」?

A)トルシェが「分習法」で進めるタイプって、ホント?ゴタケさんが言ってるだけじゃない?
B) そういうタイプって時間がかかるってホント?(参照:U-23アルゼンチン戦)そうでないタイプとホントに違うの?
C)南アフリカでは、「チーム作り」が上手く行かなくて、哲学が浸透しなかったのが問題だったの?(いや私は詳しくないので)

FUSラバトでは1週間でチーム作りをしたことがあったというし、ナイジェリアの監督に就任してから最初の試合までは1ヶ月だった。日本のワールドユースまでも半年しかなかった。あるいは、チュニジアでのルメールはチーム強化にそれほど時間を必要としたか?私は「戦術徹底タイプの方が時間を必要とする」というのは疑問だと思う。

端的に言えば、現状では日本人監督か日本にある程度の期間いる外国人監督じゃないと事実上ムリなのではないだろうか?

アジアカップ後解任ということになると、そうかもしれない。そうなると、候補はある程度絞られるね。

しかし、チェコ戦で明らかになったのは、「いかにこれまでのジーコ方針が足かせであったか」ということだと思う(笑)。田中誠を中心とした3バックは、短期間の合宿でもあれだけできた。もともと、私は「アジア1次予選は大勝の連続」であろうと言っていたので、それは

間違ったチーム作りにより、オマーン戦やシンガポール戦のような試合をしてしまった。最初から
1)コンディションを重視して選考
2)合宿で連携を作れる国内組に、コンディションの良い海外組を少し組み合わせる
3)チーム内にヒエラルキーを作らない
4)「黄金」4人組ではなく、動き回れるタイプの選手を組み合わせる
というチーム作りをしていれば、オマーンやシンガポールにあのような苦戦をすることはなかった

ということだった。これはアジア最終予選でも同じことであって、きちんとコンディションを見て起用するという当たり前のことができ、メンタルをわざわざ悪化させるようなことがない、経験豊富なプロの代表監督なら、1次予選はもちろん、4.5枠ある最終予選も、1年の強化期間で当たることはできるだろう、と私は考える。

 

というところでしょうか。

それではまた。

08:36 AM [ジーコジャパン・考察] | 固定リンク

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コメント

僕は松木さん以外なら誰でも……から、松木さんでもいいというのは、結構変化無いです(笑)。
というか松木さんのモチベーターとしての能力考えたら、いるだけ監督としての優秀さはこちらのほうが上と力説したいぐらい(笑)。

投稿者: おりた (May 2, 2004 8:56:14 AM)

本当にマジメにケットさんが答えているのに、
こんなんですんません(笑)。
いま上でケットさんがあげた監督ならこうするだろう、
という構想のを想像する方がサロン的会話なら、
楽しいような気がします。

建設的でない話しなら楽しい方がいいという感じで(笑)。

投稿者: おりた (May 2, 2004 9:07:17 AM)

こんにちは、アーセナルサポとしてヴェンゲルの近況を少しでもお話しします。
ヴェンゲルのポジションはGM+監督の「全権監督」です。
実際には多少制限はあるのでしょうけどほぼ全て希望通りの選手を
揃えてきました。
彼は若い才能あふれる選手を時間を掛けて育成するのを喜びとしている節があり、最近の獲得選手も軒並み17~21くらいの若い選手です。その中にはラウールに匹敵と謳われるレジェスを筆頭に結構粒ぞろい。
しばらく彼らを仕込みたいという気持ちはあるんじゃないかと思います。
さらに今年アーセナルは新スタジアム建設の準備資金が整い工事を開始しています。
数年来の懸念事項でありマンチェスターUtdとの差はスタジアムキャパの差による資金不足による物でこれを何とかしてくれとヴェンゲルが強く望んでいたこともあり、完成(2年後です)を待たずに他のチームに行くのも考えにくいです。
コメントとして「新スタジアムの開幕戦を私が執るのは義務である云々~」ということもありました。
僕は世界一の監督だと思ってます。世界中のクラブでもっとも魅力的なサッカーを展開しているという自負はあります。
サポですから(笑)JEFサポの人も同じような反応でしょうけど・・・正直カンベンしてください^^;

投稿者: kimi1975 (May 2, 2004 10:29:48 AM)

まあでも浪人組を除けば、クラブだろうがナショナルチームだろうが、強奪前提ならサポ泣かすような人でないとねえ(笑)。
そういう意味では、韓国のリストアップは浪人組の良いところリストアップって感じで羨ましいです(笑)。

投稿者: おりた (May 2, 2004 9:19:45 PM)

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