トップページ | オマーン戦の再現可能性 »


February 02, 2004

苦い味を噛みしめながら

いつまでも落ち込んでいてすみません。

私が心底打ちのめされたのは、オマーンの方が日本よりも、組織的なサッカーで上を行っていたことです。

02年ワールドカップベスト16、98ワールドユース準優勝の選手たちが、今ピークを迎えつつあるところの日本チームが、

平均年齢20歳の、五輪かユースかというオマーン、しかもレギュラーFW2人が怪我で欠けているチームに、

組織で負けていた、ということです。

******

DFレベルからボランチへパスが入る。
そこでボランチが、ほぼワンタッチでスペースへパスを出す。
そこへまさにそのタイミングで他の選手が走りこんでいる。
その選手にボールが渡るタイミングで、前方の選手が動いてスペースを作る。
そのスペースへパスを出すと、また他の選手がそのタイミングでそこに走りこんでいる。

オマーンは、これをスピーディーに繰り返していました。
きちんと組織のできた、パスサッカー。
オートマティックでした。
なぜこれができるのか?
監督がきちんとトレーニングをしているからでしょう。

同じように日本で、DFからボランチへパスが入る。
あるいは低い位置にボールをもらいに来た中村選手へパスが入る。
彼が前を向く。
凄いのは、その瞬間、周りが誰一人、本当に誰一人、パスコースを作ろうという動きをしないことです。
ゼロフリーランニング。
凄い。
凄い。
凄すぎる。
ボールを持った日本の選手は数秒前をうかがい、パスコースがないので仕方なくバックパス。
日本はのろのろと、それを繰り返していました。

バックパスでないときは、前方の止まった選手の足元にパス、ということになります。
さて、何が起こるでしょうか?
何年も前、日本のサッカーは外国人記者から“too predictive”(あまりにも予測可能)と評されていました。
止まった選手から止まった選手へのパスは、まさにそれです。
素人にも、完全に軌道が読める。
当然のように、オマーンは日本のゆるいパスを、後ろから出て行ってインターセプトしていきました。

組織がないと、こういうことになる。その典型例でした。

これほどの悪い内容のサッカーを見たのは、日本代表を応援しはじめて以来、初めてです。
私はそう思っています。

誰かが、パスコースがないので仕方なくドリブルを始める。
オマーン選手が、2人、3人と集まってくる。囲まれる。
さすがに抜けるわけはない。
しかし、また誰一人、フォローにも行かず、パスコースを作る動きもない。
誰一人ですよ。
凄いんですよ。
これは。

逆にオマーンボールになると、本当にひやひやしました。
日本のDFラインの前に、ぽっかりと円形の空間が、いつもいつも×10、空いていたからです。
まるでどうぞここをお使いください、とでも言うかのように。
なぜだ?
一人のボランチは攻撃しに行ってしまい、もう一人はDFラインに入ってしまっている。
バイタルエリアががらんがらん、まるあき。
なんだこりゃ。オールスターでももう少しましですよ、組織が。

********

私は、ジーコ監督は不支持でしたが、解任派ではありませんでした。
「解任」はあまりに大きな、ネガティブなエネルギーをサッカー界に残すと思ったからです。
しかし、昨日の試合を見て、ついに考えを変えました。

解任するべきだ、と思います。

ジーコ監督は日本を弱くしているからです。

世界トップ10を目指すためには、とか、「個」を強化するために、とか、
そういうことがあったとしても、それは最低限オマーンやイラクと
同等レベルの組織があってのこと。最低限。最低限です。
ここまで組織を崩壊させては、トルコ戦と比較など出来るはずもない。

こんなことは書きたくなかった。まだ落ち込んでいるので、文面が荒れていると思います。どうもすみません>ALL

それではまた。

12:22 AM [ジーコジャパン・1次予選] | 固定リンク

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/21259/43729340

この記事へのトラックバック一覧です: 苦い味を噛みしめながら: